好爺Gさんで、まいらう

やほおブログ難民だす

心豊かな暮らしを

想い出の散歩(4)

林を抜けるとグランドに出た。やはり昼休みで誰も居ない。
ゆっくりと歩きながら、言葉が出なくなった。
僕の胸の動悸が激しくなった。
手を触れ合せるか、肩に手を置くかして、彼に告白したいと思った。
ただそばを歩くだけ、二人だけならそれでも良いけど、思いを伝えたいと思った。
明日以降はもう会えなくなるのだから、どうなっても良いと思った。

けど、何も出来なかった。ただ傍らを歩き続けるだけ。
それが僕なんだ。