電車乗り換えたら、しおねんが
寄って来た。
明らかに、おいらを見てる。
30センチくらいの近さで。
11歳くらいの彼が、立ったまま
おいらを見てる。
かぁいそうに。
何で、神ちゃんは考えることのできる人と、
深く考えることのできない人を、...。
見た目は、好しおねんなのに、...。
オバちゃん的お国柄だったら、
ハイタッチまでは行かないけど、
「ハイ」くらいは言って上げたかったよ。
人間として認める、それぁ、大事だもんね。
僕が降りる駅になった。
もし着いて来たら、道に迷いそうだから
困るかなと思ったら、
別の扉のとこに居た母親の元に戻った。
「無視した」訳じゃない。
ココロの中で言い訳をする。
しおねんよ、あんたさんが、おいらに
何を見たのかぁ知らんけど、
寄り良い状態になるのを祈ってるよ。
いつか、社会の仕組みを理解して、
一人で出歩けるようになると良いよな。