好爺Gさんで、まいらう

やほおブログ難民だす

心豊かな暮らしを

雪融けの道を

歩く。

融けた雪がまた凍り付き、
踏みつける度、
シャキシャキと音を立てる。

乾いたように見える薄氷が
おいらの足を掬おうと
襲い掛かる。

まだ、誰の足跡もない場所を
探しては靴跡を残す。

ふむ、確かに、おいらの靴だ。

帰り道に自分の靴底を検査する。

やがては消えてしまう、小さな証。

あるものは融け、あるものは土に混じり、
あるものは静かに空中を漂う旅に出る。

降りてきたものは、やがて、
その道を戻る。

下穿きは、トランクスに白股引で。