3輪車は、安定して走る。
2輪車はかろうじて乗れる。
1輪車は難しい。
でも、もし、どれかを選んで
人生を生きてくんなら、
やっぱ、バランスの難しい
1輪車かなあ?
車の両輪じゃなくとも、
曲がった1つの車輪でも、
生きていくことはできる。
呼吸し、食み、飲み、歌い、
笑う。
両輪のそろった人とは比べ物に
ならない。
それでも、....、
それだからおいらの価値がある。
狂った時計を腕にはめて、
歩いて行こう。
「時計じかけのオレンジ」が
言いたかったのは、
そんなことかも。
(この映画は好きじゃないが。)
完全ではなくとも、
人には生きる価値がある。
おおよそどの生まれたものにも、
計り知れない価値がある様に。