なりそだよ。 明日は明日で、そおとな寒さに。 だからね、朝散歩の人は 滑って転んで怪我しないよに 気をつけましょね。 朝散歩してない人は、 さぶさに起こされないよに、 気よ付けましょね。 部屋ン中にいてもやっぱ、 寒さが違ーわぃ。 こんな夜は膝っこ…

だって、トイレの冷たそうな水で 何かを洗ってる人を見たら、 冬の冷たい水で野菜を洗ってた、 オカン思い出したから。 だって、それから、 この前出したメールで 意図せず人を傷つけたのを 思い出したから。 だって、それから、 独り行く自分の寂しさを 思…

歩く。 融けた雪がまた凍り付き、 踏みつける度、 シャキシャキと音を立てる。 乾いたように見える薄氷が おいらの足を掬おうと 襲い掛かる。 まだ、誰の足跡もない場所を 探しては靴跡を残す。 ふむ、確かに、おいらの靴だ。 帰り道に自分の靴底を検査する…

雪が降る降る深々と。 でも、ビルの谷間に降る雪は、 かあいそ。 せっかく広げた白の絨毯を 無残にも車が引き裂いていく。 大空も見上げられず、 仲間の雪と、広い野っ原を 覆い隠すこともでぎず。 明日晴れたら、 ビルの日陰の隙間に追い込まれた 雪だけが…