年とると、どぉーも
こんな歌が出てきちまう。
ウチん家の娘っこはよ、こんなだっけか?
この息子っこがあどけね顔であすんでた子かや?
さあて、いつの間にこんなにでかくなったやら、
気付かなかったよ。
娘はいつの間にか美しくなり、
息子はいつの間にか背が伸びた。
ついこないだまでは、
ちっちゃい子だったのに。
日は昇っし、日は沈む、
日は昇っし、日は沈む、
あっという間に日々が過ぎ、
ちっさな種がヒマワリの大輪になるよに、
子等も見上げるほどに伸びてく。
日は昇っし、日は沈む、
日は昇っし、日は沈む、
年は瞬く間に過ぎてく、
季節から季節へと変わり、
悲しみと喜びが通り過ぎてく。