好爺Gさんで、まいらう

やほおブログ難民だす

心豊かな暮らしを

うえいた

おいらは、誰よ?

ビルの木陰のちょいっと
涼しいところで、
一通りを眺めながら、
何かを待ってる。

風が心地好い。

誰もおいらに
目を向けることなく
通り過ぎて行くのも
気持ち好い。

透明人間にでも、
なったみてだ。

欲しがることを続けりゃ、
終わりがねぇほどの
物欲主義者。

んでも、こぉして、風を受け、
ビルの手前に広がった広場を見る時は、
ココロん中はすっからかん。

毎日が、待ち受けみてなおいら。

んで持って、得られたもんが
期待通りじゃねぇと、
ぶくぶくと不満を泡を吐き出してる。

ん、そ-じゃねだろーよ。

世の中、待ち受けだけじゃ、
ダメだろーよ。

前さ出るこんだ。

うえいたは、訳も無く、
来もしない着信の有無を調べに
ケータイを見る。

うえいたは、乾いた風の中に
自分への足音を捜す。

うえいたは、目をつむり、
時の流れを忘れる。