ジムクローチさんの、クリスマス・ソング、
「こんな筈じゃねかったっぺ。」
雪の夜だね、クリスマスの明かりもあっし、
窓の外は凍りつくよに寒いよ、
おいらの願いは、
あんたさんとまた一緒に居ること、
木枯らし舞う通りはよぉ、
あん時と一緒じゃねーな、
クリスマスの歌はみんな悲しく聞こえっし、
コーラスは悪かぁねけどね、
こんな筈じゃねかったっぺ、
おいら達の仲には、終わりはねぇと思ってた、
今夜、あんたさんとこ寄って見っよ、
も一回やり直せねかなぁ、
良かったら。
店は人で溢れ、サンタさんもえっぺだ、
賑やかな午後だよ、
道端でバンドが歌ってっし、
ちっと外れてっけどね、
木枯らし舞う冬の通りに、
親父が一人、
誰んことか、
もう、分かっぺ、
こんな筈じゃねかったっぺ、
おいら達は終わんねと思ってた、
もし、今日行ったら、
一晩、一緒に居られねけ、
なぁ、あんたさんよぉ。