好爺Gさんで、まいらう

やほおブログ難民だす

心豊かな暮らしを

地上の星

をおいらは見た。

彼(もしかしたら彼女)は
地下鉄の線路で、
力強く生きてた。

何を捜してたかは知らぬが、
線路の間を、這うように
走り回ってた。

決して、あくせくとではなく、
それなりの速さで。

彼(もしかしたら彼女)こそ、
ニッポンでいっちゃん儲けてる、
テーマ・パークの遠い親戚。

雨の時も風の時も
彼らは、人の作った地下道で
何事もないかの様に
その時を過ごし、
ある時は繁殖に励む。

まあ、時々は食糧の調達に
悩む時もあるかも知れないし、
お日様が恋しくなる時もあるかも知れない。

彼らもまた、この地下で、
食物連鎖の一翼を担ってる
んだろうか?

彼らは、ある意味、次世代に
向かって生き延びる種族なのかも
知れない。

でも、ホームにまだ人が大勢居る
時間に出現するとは、
安全意識があってのことか、
それとも飢えてのことか?

その生き物は、きっと、
レールの振動で電車の到着を感じ
安全な場所に避難しただろう。

人間の傲の狭間で生き長らえてる
彼らは、ある意味お手本。

生きようとする時に本当に必要なものが
何なのかを彼らは教えてくれる。