好爺Gさんで、まいらう

やほおブログ難民だす

心豊かな暮らしを

混んでるよぉ

流石に早い時間だとね。

で、電車の冷房がちょっち
冷たく感じられる。

これが、やや混みの、
下勤(げきん)時間帯。

さっきまで、おいらの体にゃ
ライト・フィーバがあったけど、
今は右の耳が、ちゅうじ炎の
ように少し痛い感じ。

それらは、一過性ですぐに去ってくけど、
きっと、またやって来る。

季節の変わり目になると不調の波が
やってくるのも老いたからか?

これらの悪い兆候が長く続かぬことを
祈りつつ、戸口に立つ、坊やを見やる。

きっと彼は電車が好きなのだ。

長い旅が彼の前にあるのを、
彼は知ってるんだろうか?

途中から乗り合せた親父が、
彼のすぐ後ろに立ち、
母親の目から、子供を隠している。

怖いことは、どこにでもあるんだよ、
坊や。

でも、同じくらい楽しいことも、
どこにでもあるんだけどね。

でもって、選ぶのはあんただ。

茨の道も平坦な道も、
どちらもきっとそこにある。

どちらも、誰か、選んでくれる人を
待ちながら。

どちらも同じくらい、価値のある道であると
主張しながら。

そう、Gさんは語った。