2008-02-20 こうべをあげて 明るくなりつつある空を 見上げよう。 最後の星が、お別れの光を放っている。 色の無い明るさが、 淡いオレンジに変わる時が来る。 夜明けだ。 こうべを上げて、 目と共にココロを開こう。 耳をそばだて、朝の中にある 春の気配を聴こう。 ほら、指先に光が当たった。 今見えている真っ白い霜が、 明るさの中で消えていく。 春は近い。