好爺Gさんで、まいらう

やほおブログ難民だす

心豊かな暮らしを

うっすらと白く

雪の層があった。

少し表面が凍ってて、
歩く度にしゃりしゃりと
音がしてた。

一部、朝一番の足痕を
付けて来た。

子等よ。

おいらの足跡の上を進め、
もし、それがあるところは。

でも、もしそれが無いところに来たら、
そこからは自分で足跡を残しながら
歩くのだ。

時にはそれは難しく、
後戻りしたくなる。

その時は、なあ、
子等よ、振り返っても
そこには誰もいない。

立ち止まって、自分で考えろ。

他の誰かの足跡の上ばかり
歩くことを考えるな。

恐れることは無い。

まっさらの雪の上に
最初の一歩を踏み下ろし、
新しい足跡を、残す喜びを知れ。

心配するな。

その雪の下深くに、
誰かの足跡があり、
彼らもまた、そのように恐れ、
歩き出したのだから。

Gさんは、そう語った。