それは、夏の終わり。
昔、長い夏休みが終わって、
学校が始まる直前は
寂しい気がしたもんだ。
それから、秋の夕暮れ。
家の手伝いの野良仕事は
好きじゃなかったけど、
それでも、夕日が落ちてきて、
真っ赤な夕焼けが薄暗がりに
変わるころ、寂しい思いが
込み挙げてきてた。
でも、最近、寂しく思うのは、
風景より、人だ。
誰かが誰かの良い面を
見落としてたりすると、
寂しく感じる時がある。
人間は有限の時間の中で生きる。
運命を背負わなくてはならない
人が居る。
道化なければならない人が居る。
強く生きよう、おいらはおいらの道を。
できれば、次なる世代に光を
与えながら。