俺は完璧主義者だ。
仕事するんなら、100パーセント、ディテールまで知らなくちゃ。
人を愛するんなら、100パーセント、その人のココロと生活を知らなくちゃ。
文章を書くなら、100回は推敲して、完璧にしなくっちゃ。
当然だよね。
そう思ってた、はるか昔は。
きっと、ほんとにそう信じてた。ココロの奥底で。
この世には、完璧な理論があって、完璧な正があって、
完璧な人が居て、完璧な神が居ると。
さっき、風呂掃除をしてた時にひらめいた。
きっとそうだったんだ。
俺は、ココロの底で完璧主義者だったから、
つまづいた時があったんだって。